ナイトミーティングのお知らせ

「環境化学物質の分析法,動態及びその対策に関するインフォーマルな情報交換」


日時:2003年6月26日(木曜日) 午後6時30分~午後8時30分
会場:朱鷺メッセ (新潟市万代島6-1)
会費:3,000円

  テーマ 会場 世話係
ダイオキシン・PCB(分析) A会場

浅田 正三(日本品質保証機構)
塩崎 卓哉(日本環境衛生センター)

ダイオキシン・PCB(分析以外) B会場

中野  武(兵庫県立健康環境科学研究センター)
野馬 幸生(国立環境研究所 循環型社会形成推進・廃棄物研究センター)

環境ホルモン・POPs(分析) C会場-①

奥村 為男(大阪府環境情報センター)
高橋 保雄(東京都健康安全研究センター)

環境ホルモン・POPs(分析以外) C会場-②

福島  実(大阪市環境科学研究所)
門上希和夫(北九州市環境科学研究所 アクア研究センター)

LC/MS D会場

鈴木  茂(国立環境研究所 循環型社会形成推進・廃棄物研究センター)
上堀美知子(大阪府環境情報センター)

重金属類 3階305会議室 吉永  淳(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)
土壌関係 3階306, 307会議室

酒井 伸一(国立環境研究所 循環型社会形成推進・廃棄物研究センター)
貴田 晶子(国立環境研究所 循環型社会形成推進・廃棄物研究センター)

1 ダイオキシン・PCB(分析)
<超微量有機汚染物質の分析方法-超微量有機汚染物質分析者のためのフリーディスカッション>
 ダイオキシン類等の超微量有機汚染物質の分析技術について,JIS等の公定法(特にJISは改正が行われるので改正に向けての意見,要望等),簡易迅速モニタリング方法,スクリーニング方法あるいは新しい技術に関するディスカッション,「精度管理指針」,「特定計量証明事業者認定制度」,その他の品質管理/品質保証システムに関するフリートーキング,さらには技術交流・情報交換の場として開催します。奮ってご参加下さい。

2 ダイオキシン・PCB(分析以外)
<PCB処理とダイオキシン類最近の話題についてフリートーキング>
 本格的なPCB処理が始まろうとしていますが,過去に一度だけPCB処理されたことのある高温熱分解法と,処理計画で推薦されている化学処理法について,また保管を継続した時とのリスクやコスト比較について話題提供しますので,熱分解法あるいはPCB処理自体に対する皆さんのフリートーキングを期待します。また,ダイオキシン類の環境動態,レベル,生態影響,最近の話題(ダイオキシン神話の終焉?)など情報交換の場にしましょう。

3 環境ホルモン・POPs(分析)
<主に環境ホルモンについて>
2名の先生より,次の話題を予定しています。
国立環境研の白石不二雄先生:化学物質(291物質)のエストロゲン活性-ラット肝S9代
謝試験を含むアゴニストとアンタゴニスト試験結果-  
静岡県衛環科研の渡邊雅之先生:環境ホルモン物質の代替品について
酒を少々の人も,大酒飲みも,食事や酒など飲食しながら,日常業務で困っている環境ホルモン問題を語らいましょう。

4 環境ホルモン・POPs(分析以外)
<主にPOPsについて>
難分解性有機化学物質(POPs)を中心テーマにして,専門家の先生方から,1)国連環境計画(UNEP)や環境省のPOPsモニタリング計画,2)POPsの環境動態や生態系への影響,3)ストックホルム条約で定められた12物質以外のPOPs候補物質に関する最新情報の提供を受け,参加者全員で議論したいと考えています。多数の参加をお待ちしています。

5 LC/MS
GC/MSでは分析困難な物質と考えられる化学物質を分析するひとつの有力な手段として,LC/MSは環境分野に限らず,医薬・食品分野等で最も期待され関心が寄せられています。これからLC/MSの導入を考えているが,既に導入し分析を行っているが、等々いろいろ問題を抱えていることと思います。このセッションはLC/MSのことなら何でも話題とする集まりです。日頃のLC/MSに関する疑問珍問をこの場で吐き出し,議論し,解決?する楽しい一時を皆さんと過ごしたいと考えています。関心のある方の参加をお待ちしています。

6 重金属類
本年度施行された土壌汚染対策法は重金属分野の研究者・実務者にとっても大きな関心事となっています。本年のナイトミーティングでは「重金属による土壌汚染」をテーマとし,同テーマに関連の深い土壌・底質グループのナイトミーティングと一部合同で開催することとしました。多くの方のご参加をお待ちしています。

7 土壌汚染対策
2002年度に新たに土壌汚染対策法が制定され,土壌環境を広範に保全する試みがはじまっています。制度の展開,環境工学や土木工学的観点からの話題を含め以下の4つの話題提供とディスカッションを予定しています。
1)土壌汚染対策法の展開(由田秀人,環境省)
2)地盤環境からみた土壌汚染のリスク(嘉門雅史,京都大学)
3)土壌汚染修復技術とモニタリングの一例(酒井伸一,国立環境研)
4)土壌環境基準の試験法の精度管理(貴田晶子,国立環境研)
なお重金属類は土壌汚染と関連が深く,一部重金属グループと合同のミーティングとします。


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